日本では社交ダンスとも呼ばれる「ソーシャルダンス」は世界共通の非言語コミュニケーションのひとつ。
学生たちは、言葉を使わずに相手と心を通わせ親睦を深める手法について、実践を交えながら学びを深めました。
講師を担当いただいたのは、ヨシ矢野先生。
ニューヨークでの20年以上にわたるダンス活動・指導経験をお持ちで、現在は講師・振付師・パフォーマーとして日本全国に活躍の場を広げています。
講義では、エスコートの作法や「リーダー※」の役割について指導いただいた後、音楽に合わせながらメレンゲ、サルサ、ワルツの3種類のダンスに挑戦。
はじめは恥じらいもあった学生たちも、ヨシ先生の情熱的な指導を受けるうちに緊張がほぐれ、リラックスしてダンスを楽しむように。
時には真剣な表情でヨシ先生のアドバイスに聞き入るなど、ダンスのコツをつかもうとする姿が見られました。
※ソーシャルダンス(社交ダンス)における「リーダー」=2人組で踊る際、パートナーをリードする側のこと。主に男性が担うことが多い。
講義後、学生からは「教養としてのダンスを学び、深めることができた。海外で活かしてみたい」「言語以外でもコミュニケーションが取れることを知ることができ、とても有意義な体験でした」といった感想が聞かれました。
今回の講義の狙いについて、「異文化コミュニケーションには、さまざまなスタイルがあることを知り、学んでほしいという想いがあった」と話した宮房准教授。
学生たちにとって、ダンスの魅力を実感するとともに、異文化コミュニケーションスキルの幅を広げる貴重な機会となったようです。